5月24日(土曜日)
どうして寝不足をしてはいけないって時に、
私は寝られないのだろう。
明日は、大山の頂上まで歩く・・・だから、十分睡眠を取っていなくては・・
とにかく早く寝なくちゃ・・・寝なくちゃ・・・と、
思えば思うほど神経が立ってしまう。
9時にはベッドに入ったのに、
10時の時刻もはっきりと覚えている。
たぶん・・・眠りに入ったのは、10時半頃になっていたのではないだろうか。
あぁ、寝れた~~・・・って、遠のく意識の奥で、ホッとした自分を覚えている。
このまま、3時半まで熟睡出来ていたら・・・
悲しいことに、1時過ぎに目が覚めて、トイレに行ったのが悪かった。
そこからまた、眠ろうとあがいてしまった。
それでも、セットしていた目覚ましのベルで目が覚めたと言うことは、
少しは寝れたのかも知れない。
この日は、出かける前からつまずくことになった。
裏手に植えている苺を採ろうとした夫が、
乗っていた板を踏み抜いたとかで、額を切る怪我を・・・・
もう、出かける前になって・・・と、消毒やらバンドエイドを貼るやらでドタバタドタバタ・・・
やっと車に乗って、出発の時刻を見ようとして取り出した携帯だが、
それにつけている,
私のお気に入りの・・・いや、お守りぐらいに思っている誕生石のついたストラップが、
切れて落ちたしまった。
「もう、なんだか~~・・・ヤナ感じ・・・・きっと、きょうは順調に行かないわ・・・」
と、もうすでにここで、気持ちは折れてしまった。
きょうは、霧も深い・・・
なんだかな~~・・・なんて、ここでも思ってしまう。
きょうは、大山初登山の友人が一緒。
彼女を、絶対に頂上まで案内したい。
頑張らなくちゃ・・・と、自分自身に気合いを入れる。
でも、もうすでに息が荒い・・・
カメラの向こうの二人は、軽やかに登り始めた。
夏山道で、イワカガミを見るのは、初めてかも知れない。
この時季は、大抵三の沢を歩いていたような・・・・
コメバツガザクラが咲いているだろうな・・・来週は、見に行きたい・・・
ここまで、1時間かかってしまった。
きょうは、足運びがどうも重い・・・
ダイセンミツバツツジが、満開。
あら、マイズルソウが咲いている!
ここで、マイズルソウが見られるとは・・・・
三の沢のも、咲いているかな?
すでに息が上がって来ているが、まだ、新緑や花を楽しむゆとりはあった。
あら・・・ここにもサンカヨウが咲いている!!
夏道で見るのは、この花も初めてだ。
6合目に着いたのは、2時間半後だった。
やはり、いつものペースに比べて、完全に30分は超過している。
きょうの団体さんの多いこと!!!
6合目では、座るところもないほどだ。
この団体さんが出発されてから行こうと思って、かなりここで休憩する。
ぼ~~っと座っていたら、
なんと、なんと、・・・mizuho!!さんが目の前に♬
会えたね~~(^^)v
ここから一緒に上がりましょう・・・と、
出発したものの、休憩した足は力が入らなくなり、
左太ももがしびれるようになった。
ん???この感覚、3月に登った時と同じだ。
ふ~~ん・・・こまったな・・・
mizuho!!さんと夫に、とにかく友人を頂上まで案内して・・・と、
私のことは放っといて先に行って欲しいと頼む。
初めて大山を登る友人が、難なく歩いていることに、ホッとする。
ふ~~ん、大したもんだわ~~(*^^*)
7合目から8合目へ・・・と・・・
少し歩いては座り込んで・・・・少し歩いては座り込んで、目をつぶって休憩をする。
どうしよう・・・・もう、ここで、このまま座って、彼らが下りて来るのを待とうか・・・
何度も、何度も、座り込んではそう思った。
座って、頭を抱えて仮眠している状態の私を、
追い抜いて行くグループの一人が・・・
「お嬢さん、大丈夫ですか?」と、声をかけて下さった。
とっさに、「はい、大丈夫ですよ。」・・・と、答えて、
慌てて周りを見る。
今、確か、お嬢さんって言ったよね~~・・・・私の事ではなかったのかも知れない。
もう、恥ずかしい・・・・お嬢さんって言われたのに、返事するか?・・・・私ぃ~~σ(^_^;エ、
でも、他に座って休憩している人いないから・・・ま、いいか・・・
粋なお人だったみたいだ。
おばあちゃん、大丈夫?・・って、言われるよりも、”お嬢さん”って言われて、
気分を害する人、いないもんね🎵
はぁ、や~っと、なんとか木道に乗れた。
行くか~~~ ヨロヨロ~ ヨロヨロ~~
頭を上に向けるとクランクラン来るので、足元ばかり見て歩く。
あ・・・白いTシャツ!! ぼんやりと目をかすめた白いT-シャツに、すぐに
ろっじさんだと分かった。
きょう、登られるかも? 会えるかも?・・・って、思っていたので、しんどさを忘れて
声をかけた。
タフなろっじさんに、
よれよれ~~な、姿を見られてしまった・・・・(^^ゞデヘヘヘ
少し立ち話をしたら、酸素が体に入ったのか、頂上まで一気に行ける気がして、
そこからなんとかスタスタと歩いてあがれた。
ドッヒャァ~~!! なんとも人口密度の多い頂上台地だこと。
夫たちはどこぞや????
あ、手を振っている・・・あそこか。
やれやれ・・・着いた~~~
大好きな稜線!
天空の道。 なんとか見れて良かった。
カメラに収めていたら、
横に立っておられた女性が・・・
「三角点まで行きたいな~~・・・・三角点までだけでいいので行きたい。
一緒に行きませんか?」って、声をかけて来られた。
いえいえ、このロープを超えて入る勇気はございませんよ~~(*^^*)
「三角点から向こうには行きません。 三角点にタッチするだけでいいんです。
行きたいな~~!!」 って。
うんうん、その気持ち、わかりますよ~~
私もそうだったもの。 でも・・・こんなにたくさんの人がおられる中、
ロープマタギは、出来ません! お付き合いできなくて、ごめんなさいね。
諦めきれないのか、その方は、しばらくの間、じ~~っと、稜線を見つめて・・・
それから、下山された。
1時15分を過ぎました。
そろそろ下りますか・・・
また、来れるかな?
もう、無理かも???
この鳥はなんでしょう。
賑やかな声でさえずっていました。
ホオジロ だそうです。
・・・・・いずみやまさん、教えて下さって有難うございました。
動画で鳴き声を聞いて見ました。 これ! これ!
高音の賑やかなさえずりでした🎵
これが、ホオジロだったんだ~~🎵
また、ひとつ覚えることが出来ました(*^^*) ・・・・・
渋滞が起きるほどの混雑だった。
ユートピア避難小屋
行きたいけど・・・・無理かな~~
体調を整えて・・・・あと、一度でいいから、青空と白い雲・・・うごめく蒸気・・・雲海・・・
そんな日に登れたら・・・・登りたい・・・
ハナイカダ
あぁ、なんとか登れた!!
頑張ったな~~・・・・・もう、よれよれだよ・・・
ブナ林も、十分楽しまないで、ひたすらうつむいて歩いていたような。
顔を上に向けると、とたんに気持ちが悪くなる。
やはり、寝不足が原因なのかな?
そういえば、以前、ユートピアルートを登っているときにも、
これに似た症状になり、砂滑り分岐の所で諦めて下りたことがあった。
あの時と似ている。
上まで上がる時は、どうしても3時半起きになる。
母がいるので、7時半までには帰りたいし・・・・
そうなると、家を出るのは早朝の5時。 それに合わせて起きるとギリギリ3時半。
私は、朝ごはんはしっかりと食べたいし、食べたら歯磨きもしたい。
トイレも済ませて・・・・なんて、言ってたら、3時半がギリギリってとこだ。
大山が、もう少し近かったらな・・・・・・なんて、思っても仕方のないことを思ってしまう。
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